AZUL(アズール)~美しいタイルで壁を装飾しよう~

ゲーム内容紹介2人, 3人, 4人

今回ご紹介するのは「AZUL(アズール)」です。

エッセンシュピールで話題になって以来、人気が高く日本語版発売の際には予約時から注文が殺到したことでも話題になりました。華やかなビジュアルが特徴的でツイッターでもたくさん写真がアップされていたので、写真で見たことあるかも、という人もいるのではないでしょうか。

内容をざっくりと

  • タイルを使って宮殿の壁を装飾するゲーム
  • 手番では、工房展示ボードか中央からタイルを1種類獲得
  • 獲得したタイルを図案ライン(盤面左側)に配置
  • 場のタイルがなくなるまで各プレーヤーが順番に獲得
  • 図案ラインに配置したタイルを条件に満たしていたら壁(盤面右側)に配置
  • タイルの配置によって点数を獲得し、点数が高かった人が勝ち
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もうちょっと詳しく

ゲームの準備

各プレーヤーにプレーヤーボードと得点マーカーを渡します。ボードは、通常ではカラフルな面を使います(灰色の方は選択ルール時のみです)得点マーカーは、ボード左上の「0」のところに置きます。

次に場の準備です。工房展示ボード(丸いボード)を円形に並べておきます。この時プレーヤー人数によって使うボードの枚数が異なるので注意してください。ここでは4人プレイ(=9枚)を想定して説明していきます。

あらかじめスタートプレーヤーを決めておきます。9枚の工房展示ボードを円形に並べたら、スタートプレーヤーがランダムに4つずつタイルを見ずに袋から取り出し、ボードの上に置いていきます。最後にスタートプレーヤーマーカーを中央に置きます。するとこんな感じになります。

これで準備完了です。

ゲームの流れ

各ラウンドで行うことは、大きく分けて下記の3つのフェーズです。

  1. タイルを獲得して図案ライン(ボード左側)に配置
  2. 図案ライン(ボード左側)から壁(ボード右側)に配置
  3. 次のラウンドの準備(終了条件を満たしていなければ)

最初のフェーズでは、手番が来たらタイルを獲得します。この時タイルを獲得する方法が2通りあります。「工房展示ボードの上から1種類取る」もしくは「中央のタイルから1種類取る」かのどちらかです。タイルを獲得するときは必ず「1種類」獲得します。個数(1個)ではなく種類(1種類)です。

ボードの上から獲得した場合は、残りのタイルをすべて中央に移動します。例えば、先の画像の状態から右上の黄色のタイルを獲得した場合、同じボードにあった残りのタイルを中央に移動するのでこうなります。

一方、中央からタイルを獲得する場合は、特に他のタイルを移動させることはありません。ただし、最初に中央からタイルを獲得した人だけスタートプレーヤーマーカーも一緒に獲得することになります。例えば、

このような状態で、水色のタイルを中央から獲得することにした場合、中央から獲得するのが一番最初だったので、スタートプレーヤーマーカーも一緒に受け取ります。なおこのスタートプレーヤーマーカーは失点になります(後述)

獲得したタイルは、即座に図案ラインと呼ばれるボード左側のスペースに配置します。この時、各段ごとに1種類のタイルだけ置いていきます。1段に複数の種類のタイルを置くことはできません。また、ボード右側(壁)にすでに配置されている場合、それと同じ種類のタイルを同じ段に置くことはできません。獲得したタイルが図案ラインにどうしても置けない場合、もしくは置きたくないときは、ボード下部にある床ラインに左詰めで置いていきます。この部分は得点計算時に失点になります。なお、スタートプレーヤーマーカーもこの床ラインに置きます。そのため失点につながります。

場に出ているタイルがなくなるまで手番を繰り返し、すべてなくなったら次のフェーズにうつります。

次のフェーズでは、図案ラインから壁と呼ばれるボード右側に配置します。右側に配置できるタイルは、図案ラインの中で完成している(一段の個数を満たしている)タイルだけです。例えば、次の画像の状態だったとします。

この場合、1段目と2段目、4段目は完成していますが、5段目は一つ足りないので完成していません。だから右側に配置できるのは、1段目に黄色、2段目に青、4段目に水色のタイルとなります。今回の場合だとこうなります。

右側に配置する際は、図案ラインの段の一番右端に置いたタイルをうつします。それ以外は、一旦箱の中にしまっておきます。これを1段目から処理していきます。また配置の際、得点の処理も行います。未完成の段に関してはそのまま次のラウンドに持ち越します。

得点は基本的に、配置したタイルの上下左右に他のタイルがあるかどうかで異なります。上下左右に何もなければ1点のみですが、配置したタイルを含めて縦に3個ならんでいたら、3点獲得となります。この画像の場合、

1個目を1段目の黄色を配置して1点、2段目の青を配置して2枚並んだのでさらに2点、4段目の水色のタイルを配置して1点。合計4点ということになります。

ゲームは、誰かがいずれかの横一列をすべて埋めたら終了します。全プレーヤーが壁への配置を終えた時点で、誰も終了条件を満たしていなけば、次のラウンドの準備を行います。先のラウンドでスタートプレーヤーマーカーを獲得した人が、袋に残っている中からランダムに4つずつ取り出し工房展示ボードに置いていき、準備ができたらラウンドを開始します。

感想をいろいろと

日本語版が出たとはつい数日前ですが、早くから輸入版を買われている人がいて、某イベントに行った際にすでに遊ばせてもらっていたんです。写真で見た後に実物に触れて、ビジュアルに惚れこみ、ゲームを遊んでみて、面白い!ってなって絶対買おう!!って決めてました。

タイル・アーティストになって宮殿の壁を装飾、というストーリーや世界観はありますが、ゲーム内容としてはほぼアブストラクトです。ほぼ、というのは、準備の際にタイルを展示ボードに乗せるところがランダムになるからです。でもそこだけです。誰がどのタイルを取って、どう配置しているかは全部わかっているので、それを踏まえてタイルを獲得する、という戦略的な遊び方ができます。序盤はそれほど影響しませんが、中盤以降は置けないタイルが増えていくので、この戦略によって失点を食らわせることができたりします。そのガチな感じがすごく面白い部分だなと感じました。

実は初プレイ時、最初は要領を得なくて、大失点を食らう羽目になったのですが、一緒に遊んでくれた他の方のやり方を見ていてその戦略を学びました。あぁなるほどって思いましたねー。その戦略や遊び方を、仕掛けるのも仕掛けられるのも楽しいと感じる人は、絶対楽しいと思います。

まるで薔薇のごとく、美しいけどトゲのあるゲームです。でもこのトゲがとても刺激的で楽しいゲームなので、ぜひ遊んでみてください。

Posted by 嶺美(れみ)