ソレニア(SOLENIA)~効率よく物資を届けよう~
今回ご紹介するのは、ソレニア(SOLENIA)です。
内容をざっくりと
- 昼夜のサイクルが狂った惑星の中で物資のお届けをするゲーム
- 効率よく資源を獲得して効率よくお届けしましょう
- 手番では手札の中から1枚選んで場に置くのみ
- 使ったカードと置いた場所によって処理が異なる
- 産出できる資源も欲しがっている資源も昼と夜とで偏っているのがポイント
- 16回手番を行ったらゲーム終了
- 一番点数が高かった人が勝ち
もうちょっと詳しく
コンポーネントと前置き
コンポーネントの中にプレーヤーボードがあるのですが、ボードのそれぞれの面の右上をよく見てみるとこんなマークがあります。
片面が太陽のマーク、片面が雪のマークになっています。基本ルールで遊ぶときは太陽の面、上級ルールで遊ぶときは雪の面を使います。また、
この改良タイルは、個人ボードを雪の面で遊ぶときのみ使います。
ここからは、基本ルールについて書いていきます。
ゲームの準備
中央の場には、5つのボードタイルを並べて置きます。この時、「昼-昼-中間-夜-夜」か、「夜-夜-中間-昼-昼」のどちらになるように並べます。並べたら中央に飛行船フィギュアを置きます。するとこうなります。
この時、飛行船はボードのくぼんでいる方に向けて置きます。
ボードの脇には、配達タイルを昼のものと夜のもの、それぞれ分けて山とし、上から4枚(2,3人プレイなら3枚)表にして並べます。また、各種資源コマとスタートークンをサプライとして置いておきます。
プレーヤーは、色を決めたうえで、該当する色のプレーヤーボードと飛行船カード1セット(16枚)を受け取ります。基本ルールで遊ぶ場合は、プレーヤーボードは太陽の面を表にして置きます。飛行船カードはシャッフルして自分の山札として置きます。その後上から3枚引いて、手札とします。手番順を決めたら、その順番に応じて資源コマを受け取ります。
ゲームの流れ
手番では、手札3枚の中から1枚選んでボード上の空いているマスに置きます。この時、飛行船のいるマスに隣接するマスか、すでに自分が置いたカードに隣接するマスのいずれかに置かなければいけません(なお、非常に稀ですが、どちらの条件も置けない場合は、資源を払うことで離れた位置に置くことができます)また、飛行船がいるマスも対象となり、カードが置かれていなければ置くことができます。例えば、
上の画像で、黒の手番だった場合、赤い〇を付けたところに置くことができます。
使うカードと置く場所によって、起こる効果や処理内容が異なります。
★使うカードが1もしくは2の場合★
使うカードが、上部に1、もしくは2と書かれているカードの場合、置いた場所に応じて資源もしくはスタートークンを、その数字分獲得できます。例えば
この場合、石を2つ獲得します。それに加えて、置いた場所が都市だった場合は、必ず配達を達成しなければなりません。昼の都市なら昼の配達を、夜の都市なら夜の配達を達成しなければいけません。具体的には、手持ちの資源をサプライに払って配達タイルを獲得します。獲得した配達タイルは個人ボードのくぼみに配置します。この時、昼のタイルは上段の、夜のタイルは下段の、一番最初の空いているスペースに配置します。
★使うカードが0の場合★
使うカードが、上部に0と書かれたカードの場合、どこに置いても資源やスタートークンは獲得できません。そして、カードの上部にも図示されているように、飛行船フィギュアが1マス進みます。その後、置いたカードが都市なら、1や2のカード同様に配達を行います。そして手番終了時に、0のカードの効果として以下の処理が発生します。
- 一番端のエリア(下の写真赤枠のエリア)にあるカードの処理
- その後、この部分のボードタイルを裏返して最後尾に移動
一番とがっている方の端、具体的には
この赤枠のエリアに置かれているカードの下部を全て処理します。該当プレーヤーはカード下部に書かれている内容に従って、資源やスタートークンを獲得します。それらを行った後、
このエリアのボードタイルを
こうして裏返して最後尾に並べます。
これらを繰り返し、全員が16回手番を行い、カードを使いきったらゲーム終了です。獲得したスタートークンや配達タイルに書かれた点数、プレーヤーボード上の点数などを合計します。(なお、残った資源は種類問わず2個で1点になります。)合計点が一番高かった人が勝ちです。
感想をいろいろと
昨年秋にエッセンで購入したものの1つです。最初に情報だけチェックしたときは、見た目がきれいだなー、難しいかなーというくらいでしたが、現地で実物を見て購入意欲が一気に高まりました。見た目に加えてコンポーネントが充実していて、卓の外から見ていて断片的にやっていることがわかった、というのが決め手になりました。
ゲームシステムを反映した特徴的なコンポーネントもお気に入りポイントの一つです。0のカードの時の動きとかまさにそれですよね。飛行船が動いた分、盤面も変わるんですよ。セットアップの時に飛行船を置く向きをうっかり間違えそうですが、自分の中では、このゲームの設定は
こんな感じだと解釈しているので、これを踏まえて考えると間違えないですね♪
まだ上級ルールでは遊んでいないのですが、基本ルールでも十分面白いです。倉庫が8個までというのが、案外つらい。昼の世界の配達内容は、当然ですが昼が産出しにくい資源が多めに含まれています。逆もしかりです。だから、お届け先に行くまでに数を確保しておきたい。けど、0のカードの効果で予想以上に獲得することもあって、結果あふれます、もったいないことに。また、届けたい世界まで出てくるのに結構時間がかかるため、倉庫管理が本当に大変。そこがとても悩ましく面白いポイントだと思ってます。
16回手番を行ってカードを使いきったらゲーム終了、というと長く聞こえるかもしれませんが、体感的にそこまで長く感じませんでした。多分手番でやること自体は複雑でないから重たく長く感じなかったんだと思います。
見た目が綺麗で適度なやりごたえ、持っていて嬉しくなるコンポーネント。今一番お気に入りのゲームです。まさか日本語版が来るとは!聞いた時はびっくりしました。ホビージャパンさんから発売されます。記事執筆時点で予約受付中だそうです。ぜひ遊んでみてください!!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません