「UNLOCK!」を謎クラ目線で書いてみました

ボドゲと同じくらい謎解き好きで謎解き歴の方が長い、自称「謎クラ」(※注1)の私が、その他の持ち帰り謎(※注2)と比較しながら謎解きボドゲの感想を謎クラ目線で書いてみるシリーズ、第2弾!(長っ!!)

今回は取り上げるのは「UNLOCK!」です。

最近新作として2作目が出ましたが、それはまた後日プレイ後更新予定です。今回は遅ればせながら前作、1作目の感想です。

※注1:謎解きクラスタの略。クラスタという英単語自体は、「群れ」「集団」という意味だが、そこから派生して、同じ事柄に対して興味を持っている人たち=ファンのような意味でも使われるようになった。ただし、謎解きクラスタの場合は、そこからさらに派生して、謎解き好きの中でも、ベテランの経験者や、解く能力の高い人を指すケースが、最近では多い。

※注2:公演や周遊のように、その場でしかと解けないタイプに対して、いつでもどこでも物理的なセット(キット)さえあれば解くことができ、それだけで完結するタイプを、通称こう呼ぶ。

ちなみに。謎や問題に関するネタバレはしていないです。外箱に書かれている情報、もしくは取説に書かれている情報をもとに書いています。

評価項目は5つ

EXITシリーズと同様に、比較対象を、なぞともカフェで発売されている「NAZOLET」(ナゾレット)全般として、それと比べて評価を付けています。10段階評価とし、比較対象と同じくらいなら5としています。※やや主観も含まれるかもしれませんが、一個人の意見としてお読みください。

「NAZOLET」とは、主にルーム型の謎解きをメインコンテンツとしているなぞともカフェで販売されている、持ち帰り謎のこと。CDケースと同じ大きさのケースに歌詞カードサイズの冊子のみが入っているのが特徴。価格は1080円

※なおこのゲームは、1つで3つのシナリオが含まれています。そのためシナリオごとにつけています。以降、「調合法」=シナリオ1、「ネズミとソーセージ」=シナリオ2、「グーズ博士の島」=シナリオ3と呼ぶことにします。

  • 物量
    問題の数が多いか少ないか(少ない 1←→10 多い)
  • 難易度
    問題が簡単か難しいか(簡単 1←→10 難しい)
  • 初心者おすすめ度
    謎解きに慣れない初心者でも遊びやすいと勧められるか
    (解き筋がわかりやすいか、ヒントが用意されているかなど)(微妙 1←→10 おすすめ)
  • ギミックの面白さ
    問題の仕掛けやギミックが面白いか(よくある・定番 1←→10 珍しい・面白い)
  • ボドゲらしさ
    アイテムが豊富か、特徴的か(少ない 1←→10 多い・個性的)

3つのシナリオを上記5項目で評価した結果がこれです。(クリックで画像拡大できます)

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各項目の詳しい評価解説

物量

シナリオごとに若干の差はあるものの、比較対象と比べると物量はそれほど多い感じはしませんでした。どれもほぼ同じくらいと判断して5。

難易度

シナリオごとに結構差がある印象です。個人的には2の方が難易度が若干下がる印象。実際、2のほうがヒントをそれほど使わず、またクリアタイムも短く済みました。一方でシナリオ3は、1、2よりも難易度は高めです。終盤は特に頭を悩ませると思います。それらを踏まえて、シナリオ1→5、シナリオ2→4、シナリオ3→7

初心者おすすめ度

基本的にはアプリで常にヒントが見られる環境下にあります。どれでも好きな時に見られるというのはかなり親切。ただし、間違ったことをすると、ペナルティを受けます。制限時間が減るので、その点ではちょっと厳しい。ただ制限時間を超えてもプレイ自体は続けられます。とはいえクリア評価は下がるのでその点が気になる人にはつらいところ。

また、シナリオ3は、内容上ソロではできません。複数人必要で、しかも結構コミュニケーション力が問われます。人によってはやや苦戦することも考えられます。そういった意味で初心者さんへのおすすめ度は他の二つより下がります。これらを考慮してシナリオ1、2→7、シナリオ3→5

ギミックの面白さ

全体の印象として、「謎解き」よりも「推理」の要素が強めです(後述)だから、謎(問題)の仕掛けやギミックで面白いなと感じたものは正直少ないです。珍しくはないというか、普通かなぁと。ただ全部が全部というわけでもないです。一部は、あ~なるほど~と感じたものもあるので、全シナリオ5。

ボドゲらしさ

内容物はカードと取説のみです。アプリを使うということもあってか、カード以外の物理的なアイテムはありません。それは全てのシナリオ共通です。そこが残念。ということで、全シナリオ4。

その他所感

シナリオ1、2とシナリオ3では、本当に印象が異なります。シナリオ3は2人以上じゃないとできない、というのを大いに生かした内容になっています。すごく工夫されているなぁという印象。前述のとおりコミュニケーションが問われますし、チームワークもあったほうがいいかなぁ。まさに公演(ホール型)の謎解きをプレイしている気分になれます。でもその分、謎解きに慣れていない人が少人数でやるにはちょっとツライかなぁと思います。・・・ネタバレせずにいうならこれが限度なので、気になる人はぜひプレイをしてみてください。

それから、ギミックの項目でも触れましたが、「推理」の要素が多いかなぁ、「謎解き」よりも。という印象です。では、この二つが具体的にどう違うのかというと、少なくとも私個人の認識では

  • 推理→今置かれた状況から次に何をすべきか推測できる
  • 謎解き→暗号や謎を解いてはじめて次すべきことがわかる

だと、思っています。図にするとこんな感じ。(クリックで画像拡大できます)

で、私が好きなのは「謎解き」の方なんです。だから、楽しいけどちょっと物足りない。解いている感じが少ないというか。物理的なアイテムがないですしね。せっかく大きな箱まで作っていて、シナリオごとに作画の雰囲気を変えるという工夫もされているのに、カードだけでそれ以外に使うものはアプリだけというのは、もったいないなぁと思います。そういう意味では、EXITシリーズのほうが解きごたえがありました(あれはあれで謎にクセはありましたが・・)

実は私が聞いた意見でも、二手に分かれていたんですよね。Unlock!のほうが面白いという人と、EXITのほうが面白いという人と。なるほど、確かに好みは分かれると思います。両方プレイしてみてよくわかりました。個人的な理想は、このEXITとUNLOCK!の「間」がいいなぁ(笑)

そうそう。本編とは別にチュートリアルがあります(カードはシナリオ1と一緒にまとめられているので、1を見ないように取り出しましょう)チュートリアルなので、難易度はとっても簡単ですが、ゲームを進めるうえで重要なことが全部含まれているので一度プレイしてから本編に取り掛かることをおすすめします。ぜひ楽しんでみてください!


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