「UNLOCK! ミステリーアドベンチャー」を謎クラ目線で書いてみました

ボドゲと同じくらい謎解き好きで謎解き歴の方が長い、自称「謎クラ」(※注1)の私が、その他の持ち帰り謎(※注2)と比較しながら謎解きボドゲの感想を謎クラ目線で書いてみるシリーズ、第3弾!

今回は取り上げるのは「Unlock! ミステリーアドベンチャー」です。

アンロックシリーズ第二弾ですね。ちなみに前作の感想はこちら

いつものように、「NAZOLET」(ナゾレット)(※注3)を比較対象として評価を付けています。なお、注釈と評価項目はこちらです。


上記の項目に加えて、前作と比べて思った感想諸々を語っていきたいと思います。それではどうぞ~

チャートはこちら

前作同様、シナリオごとにつけています。以降「丘の上の館」をシナリオ1、「ノーチラス号の罠」をシナリオ2、「トニパル島の財宝」をシナリオ3と呼ぶことにします。上記5項目で評価した結果がこれです。(クリックで画像拡大できます)

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各項目の詳しい評価解説

物量

全体的に少し増えたかも?という印象。比較対象よりは多く感じました。特にシナリオ3に関しては、シナリオ1、2と比べると、より多く感じます。なので、シナリオ1と2は7、シナリオ3は8。

難易度

取説にもあるとおり3つのシナリオで難易度がバラバラです。シナリオ1が難易度1で、シナリオ2が難易度2と表記されていますが、シナリオ1は正直そこまで難易度が低い印象はないです。序盤は確かにわかりやすいですが、後半はそうでもないかなぁ。だからシナリオ2とさほど難易度に差を感じませんでした。一方で3は結構難しいです。情報量が多いことに加えて、どのタイミングで使うべきものなのかがわかりにくくなっているので、難しく感じたのかもしれません。その辺含めて比較対象と比べると、普通~やや難しめといった印象。なので、シナリオ1→6、シナリオ2→7、シナリオ3→8。

初心者おすすめ度

前述のとおり、シナリオに差はあれど、全体的に決して簡単ではありません。だから謎解きに慣れてない人におすすめできるかというとそこは微妙。少なくとも慣れてない人がソロでプレイするのはお勧めしません。(・・・しようとしないか^^;)確かに前作同様ヒントは見られます。が、特にシナリオ3の終盤はヒントもあまりヒントにならなかった、というポイントはありました。また確信のないまま進めようとすると、ペナルティを食らう羽目になります(汗←実体験)気にしない人はいいんですけど、決していい気はしません(笑)そういった意味では、初心者さんには優しくない気がします。でも。一方で、問題やギミックの面白さは結構あります(後述)だからその点ではおすすめしたい。というのを含めて、シナリオ1→6、シナリオ2→5、シナリオ3→4。

ギミックの面白さ

この点は、今作はシナリオごとにかなり差がある印象。シナリオ1は、前作とさほど変わらずそこまで取り立てて面白いといえるギミックはなかったです。シナリオ2は、かなりストーリーにあった形にしていてそこが面白さを生んでいます。実際に遊ぶときっとわかると思うのですが、冒頭から世界観に入り込めること請け合いです。そして、シナリオ3。正直なところ、シナリオ3は、色々惜しく感じる点が多くて、面白いとは思えなかったです。惜しいというのは、まず断片的とはいえ、展開が読めてしまったこと(慣れている人なら多分わかります)あと、難易度を上げている分全体的にわかりづらくて、それが面白さを半減している印象。この2点が惜しいなぁと感じてしまった要因だと思います。というのを踏まえて、シナリオ1が5、シナリオ2が8、シナリオ3が6。

ボドゲらしさ

前作同様、物理的なアイテムはカードのみで、アプリを使います。アプリを使用する時点で、アナログらしさに欠けるんですよね、正直。(それは前作から思っていましたが・・)この点は前作と変わらないので、評価も変わらず、全シナリオ4。

その他所感

今作は、前作と異なり、全シナリオでソロプレイが可能です。だから、3つともソロでプレイしました。前作と比べると全体的にグレードアップしている印象も受けました。ただその分、難易度があがっているというか凝っている感じも否めませんね。そこを嬉しく思うか、否定的に感じるかは人の好みだと思います。あ、私はもちろん前者ですよ。

サブタイトルが「ミステリーアドベンチャー」ということもあって、ストーリーがどれも冒険色の強いものになっています。そこが前作とは大きく違いますね。前作ではシナリオによっては正直、ストーリー設定がピンとこないものがありました。その場合世界観に対する没入感は減ってしまいます。そうすると、作業的に解いている、という印象を受ける場合もあるんです。ですが、今回はそういった印象は受けなかったです。特にシナリオ2は、本当によくできていて、没入感がハンパないです。主人公の気持ちを体感しながら遊ぶことができて、本当に楽しかったです。

ただやっぱり。個人的な好みではあるんですが、もうちょっとアナログな要素で色々仕掛けてほしいかなぁという気はしますね。だって「ボードゲーム」なんでしょ??ボードゲームの定義を「非電源系のゲーム」とするなら、アプリは非電源じゃないじゃないですか。日本の謎解き公演の場合だと、ほとんどがアナログです。逆に言えばデジタルを使ったものはゼロではないけど限られています。でもそれらは、とことんデジタルなんです。かなりデジタルに寄せてるというか、アナログな部分が少ないです。

アンロックの場合は、よく言えば、アナログとデジタルの中間をとっている感じ。充実させるためにアプリを使っているというか。でもそれは考えようによっては、アプリに頼っているとも言えます。EXITシリーズのようにアプリを使わなくても面白いものになる実例がある以上、アプリの使用を最低限にとどめてもいいのではないのかなぁと思うんです。

色々書いてますが、楽しいことは間違いないです。繰り返しになりますが、シナリオ2は特におすすめ。(大事なことだから2回いました)2だけでもいいからぜひやってほしいです。

この記事執筆時点で、すでに次のシリーズの発売が決定したことが発表されています。箱の写真を見る限り、1つに1シナリオを予感させるようなパッケージでした。今までとまたちょっと変わるのかな??楽しみですね。


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