私が思う、ボドゲ初心者に向くゲーム・向かないゲーム

はい、表題のとおりです。ツイッター上でもたまに色々なご意見を見かけます。こういった話題に、正解・不正解はないと思っています。それはいいけど、あれは間違ってる、なんてことを言うつもりはありません。そんな風に言える立場でも資格もないし。ただ、私個人の持論を長々語ってみたくなったので、書いてみることにしました。

よく言われているのは、ルールが簡単なものが向く、複雑なものは向かない、というものです。それはそうだと思います。前者は、手番でやることも少なかったり、明確だったりしますが、後者は、手番でやることが多かったり、たくさん考える必要があったりします。もちろんそうだと思うのですが、私個人が、こういうもののほうがいいんじゃないかなー、とか、それは向かないんじゃないかーと思うものがあります。まずは「向くもの」。

ボドゲ初心者に向くゲーム

一般的なゲームに似ているもの

初心者さんに比較的向くんじゃないかな、と思っているのが、一般的な(既存の)ゲームと似ているものです。じゃあ「一般的なゲーム」って何?って話になりますが、私は、名前(タイトル)を言って、イメージが頭に浮かぶもの、だと思っています。経験の有無はともかくとして、モノのイメージや、人が遊んでいる場面など、想像のつきやすいもの、です。例えば、すごろく、囲碁、将棋、オセロ、等です。遊んだことはなくても、ビジュアルはすぐに思いつくのではないでしょうか。かくいう私は、将棋は一切やったことがありませんが、名前を聞いてすぐにどんな見た目かを、ざっくり思い出すことはできます。

そういったゲームに似ていると、ゲームの経験が浅くてもゲーム全体のイメージがつきやすくなります。また話す方も、一般的なゲームと違う点を重点的に話せば、ゲームの特徴が伝わりやすくなると思います。例えば、ウミガメの島。

これは基本的にはすごろくに似ています。ダイスを振ってコマを進める、を繰り返すものです。ただ、ダイスを複数ふる可能性があり、そのメリットデメリットがあることと、先に止まっているカメの上に乗ることでメリットがあること、が普通のすごろくと異なる点であり、大きな特徴でもあります。

他にはガイスターもそうです。

既存のもので言えば、チェスや将棋に似ています。二人用であること、交互に盤面の上のコマを1つ動かすという点は同じです。ただ、コマの種類が2種類(赤と青)のみであることと、勝利条件が3パターンあるというのが大きな違いであり、特徴です。自分の知っているものに近いほうが、想像しやすくルールの理解もしやすいので、向いていると思っています。

では逆に、私が思う「向かないもの」は何かというと・・・。

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ボドゲ初心者に向かないゲーム

嘘をつかないと成り立たないもの

多分、ゲームをやり慣れていない人が、一番面食らうものが、私はこれだと思います。普段、日常生活において、嘘をつかなければいけない状況になるというのは、稀だと思います(ですよね、多分。いやそういうことにしてください)ましてやそれが、ゲームの中で起きるって、なかなか想像のつかないことだと思います。だから、嘘をつかないとゲームが成り立たない、進まないというのは、初心者さんにとって、ものすごく戸惑うと思うんです。

私にとっては、人狼がこれでした。正直私は、多分、「ゲーム」というジャンルにはむしろ慣れている部類の人間だと思っています。このボドゲ界隈、アナログゲームこそやり始めたのは最近ですが、それ以外のデジタルなもの(家庭用ゲーム機や、スマホアプリ、PCを使ったオンラインゲーム)は一通りやってきたクチです。だから今まで、アナログでもデジタルでも、ゲームらしいゲームをしたことがない人よりかは、ずっとゲームに慣れている人間だと思うのですが、そんな私が、人狼は本当に戸惑いました。いきなり「騙れ(かたれ)」と言われても、何をどう話せばいいのか、まったくわかりませんでした。

まぁ、人狼はかなり特殊なものだと思いますが、「ゲームの中で嘘をつくことを求められることにとても戸惑う」という感覚はすごく理解できます。経験者にとっては簡単なことでも、未経験者からすれば、簡単とは感じないと思います。人によっては、いくらゲームと言えど、嘘をつくことに抵抗がある人もいるかもしれません。子供にそういうことを教えたくないからそういうゲームはさせたくない、と言う親がいるのもわかる気がします。

具体的に挙げると、例えば「チャオチャオ」。

これは、出目の数だけコマをすすめて、自分のコマをすべて橋を渡らせる、というものですが、ダイスとその振り方に特徴があります。ダイスを振るときは筒の中で振り、自分だけが出目を確認します。ダイスには1~4の目の他に、×(バツ)が書かれていて、×が出た場合はそれを偽り、数字を言って進ませなくてはいけません。厳密に言えば、どの出目が出ても偽っていいのですが、ここで言いたいのは、「必ず嘘をつかなくてはいけない場面が発生する」ということです(×ださなきゃいいじゃんって言われそうですが・・いやいや、ゲーム中、×が一回も出ない人ってそうそういないでしょ)

慣れてる人はね、さくっと数字言って進めるんですよ。なんなら、数字の出目の時でさえ違う目を言って進ませます。でも慣れてない人からすると、どうしようか困るし、それこそ嘘つくのが下手な人は、出目が数字の時と×のときとで、数字を言うまでに時間差が発生すると思います。だから見抜かれちゃう。慣れてる人には簡単なテクニックでも、慣れてない人にはとても高度なテクニックに値するから、向かないと思うんです。

ただ、ここで混同したくないのは、「嘘とハッタリは違う」ということ。少なくとも、私は別物だと考えています。あくまで個人的な価値観にはなりますが、嘘は事実を偽る、捻じ曲げて言うこと、だと思っています。前述のチャオチャオは、×という事実を偽って、他の数字を言うので、「嘘」です。でも例えば、ブラフの場合。

全員がそれぞれ手持ちのダイスを振り、自分だけがダイスを確認します。それをもとに全体で、どの目がいくつかをあてる、というものです。この場合、事実がどうであるかはわかっていません。自分のダイスを手がかりに、全体でいくつあるかを予想・推測しているだけです。だからこの場合は、私は嘘だとは考えていません。ただ、あえて低い数の予想をして、次の人にあげさせる等、駆け引きなどテクニック面で、やや経験差が影響するので、そういった意味では向かないかも、とは思います。

導入にはまず「向くもの」から

経験者からすると、両方とも面白いもの、もしくは後者の方が面白いと感じる人もいるかもしれません。でも、初心者さん・未経験者さんに導入として勧めるなら、ここで書いた「向くもの」のほうがいいと思います。いきなり後者はハードルが高いと思うし、面白く感じてもらえる可能性が低いと思うので、そうすると、ボドゲそのものをもうやりたいと思わなくなってしまう気がするんです。後者を進めたい場合は、まずは簡単なものから馴染んでもらって、ある程度経験値ができてから、すすめても遅くはないと思います。


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