ゲームを「理解」して「楽しむ」ということ
ちょっと思ったことをとりとめもなく書いてみることにします。新参者で初心者の人間が言うことではないかもしれないし、どっからどう書こうかな、と思ったけど、つらつらと。
ゲムマでひとつ試遊をしてみた
先日ゲムマに行ってきました。(詳しくはこちら)少しだけど時間ができたので、何か一つ試遊をしてみることにしました。時間が限られていたのでしようかどうかを迷っていたのですが、こういう場じゃないとなかなかできなくて、気になっていたものをやってみることにしました。それが「ごいた」です。
ごいたは、放課後さいころ倶楽部で読んで知りました。ざっくりとしたルールや遊び方はそれを読んでなんとなくわかったんですけど、そこから先がつかめずにいました。だから、実物に触れてプレイしてみたらそれが少しはつかめるかな、と思ったんです。
スポンサーリンク何かをつかむどころか・・
ごいたはとても独特なゲームです。二人組になって行うペア戦、トータル4人で行いますが、自分の相方は対面に座っている人です。ゲーム中相方さんと声に出して(話して)相談することは基本的にはありません。(その点がなおさら、ハードルを高くしていた部分はあるかもしれません。今振り返れば・・。これに関しては後述します)
1人8個コマを持ちます(これが手駒)最初に親が1つ伏せて出し、もう一つを表に向けて出してスタート。後から出した方が「攻め」になります。次の人は、同じコマがあれば(同じコマじゃなくてもいい場合もありますが、それはここでは割愛します)それを出して「受け」となり、今度はその人が新たに「攻め」のコマを出すことができます。それを繰り返して、最初に手駒をすべて出せた人が勝ち。最後に出したコマで獲得できる点数が変わります。ものすごくざっくりルールと手順を書くならこんな感じ。
そう、ルールと手順はね。マンガ読んでたからイメージつくの。それもあって、スタッフさんのここまでの説明は何とかわかった。何とかね(そもそも早いんだもん、説明が(´・ω・`))一通り聞いたところで、ゲーム開始。様子を見てたかったのに、自分が親になってしまいました。
・・・え?どれ出せばいいの?
スタッフさんは「好きなように出していいよ」と言ってくれました。が、それがそもそもわからない。見かねて私のそばにいたもう一人のスタッフさんがアドバイスをくれました。言われたとおりにとりあえず出してみる。そのあと3人出していくんですけど、それがまた早い。
え?早くない?
どうやら他の方はみんな経験者さんだったようで。それにくわえて、スタッフさんに言わせれば「(ごいたは)もともとテンポよくやるものだから」と。そうは言われても・・。何をどう考えて出せばいいかがさっぱりわからない・・。「(コマを出すことで)自分の味方にメッセージが伝わるんです」・・・そんな意図こめて出してるつもりないし、相手がどういう意図で出してきたかがわかんないんだけど・・。とにかく頭の中は、はてなでいっぱいでした。
私があまりにもわからないを連発するので、途中から、こうした方がいい、というようなアドバイスをくれたりもしました。味方のを「受け」てはダメと突っ込まれるシーンもありました。でもその一方で、「受け」て自分が上がれるなら、受けてもいい、という状況にもなったりしました。
そんなこんながありながら、結局、よくわからないまま進み、よくわからないまま勝ってしまいました。自分が最初に期待した、ルールや遊び方の『先』『何か』をつかめたという感じはなかった、というのが本音です。
「楽しい」って感じるのは、理解のあと
確か最初にスタッフさんはこう言ってました。
「とにかく楽しく遊んでほしいから、あえて戦略とかは説明してないですからね。」
むしろそこが聞きたかったんだけどな(´・ω・`)しかも、同席している他3人はみんな経験者。ってことは、彼らはその戦略とかコツなどをすでに知っているということ。自分だけ知らない状態でプレイするというのは、さすがに正直ちょっと辛かったです。前述のとおり、相方さんとも相談しないので、相方さんに詳しいことを聞くってこともできませんでした(チーム戦なのに)もうちょっと詳しい解説が欲しかったなぁ。楽しさを感じるところまで理解が追い付かなかったです。最終的に私の中に残ったのは、「よくわかんないけど、なんとなく難しいモノなのかな」という印象でした。
今回の件で、強く思ったのは、ルールを理解するのと、コツや戦略など『その先』を理解するのは、別なんだな、ということ。そして、後者を理解してこそ、「楽しい」って感じるということ。
そう考えたときに、ふと、自分が一番最初にボドゲに触れたときのことを思い出しました。最初にやったのがブロックスだったんですが、ブロックスはいたってシンプルなので、ルールだけなら、一つ目は角のマスを埋めるように置くこと、そのあと同じ色のピースは角だけを接して置くこと、違う色のピースなら辺も接して大丈夫、という点だけ説明すれば済んじゃいます。
でも、その時説明してくれた友人は『その先』もプレイ前に説明してくれました。・・・ということは、例えば、こういう状況だったら
こういう風に置くことができるのね、と。
この部分の説明があるだけで、ゲーム中どこに気を付ければいいかもわかったし、その点こそがこのゲームの面白い部分なんだな、と感じることができました。
今回のごいたは、多分もっと要素や考えることが複雑で、あの短時間では説明できなかったのかもしれないし、自分の頭が弱いだけで理解が追い付かなかっただけかもしれないから、この1回でなんとも判断がつかないな、と思っています。理解の後に楽しさがあるなら、理解する前に、自分に合わないとかキライなもの、と決めつけるのはちょっと違うかなぁ、と思ったからです。だから、本来だったら何を考えてどう出すべきなのか、もう少し詳しく知ってみたくて、攻略本(解説本?)だけ買ってきました。読んだだけではなかなか理解できないかもしれませんが、読んでみて、またやってみたいなって感じたら、その時に裏白将棋を買ってやってみようかな、と思います。
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